外国ルーツの子ども若者サポート Youth Support
両親または保護者のどちらかが、外国出身者である「外国にルーツを持つ子どもたち」がいます。
伊賀の伝丸は、彼らが困難に負けず、力強く生きていくために、子ども若者の自立を支援しています。
高校から、夢に向かう子どもたち
短期間で日本語を学び、高校に入学することができた2人
出身国で義務教育過程を修了してから来日した15歳以上の外国にルーツを持つ子どもたちには、日本の公立中学校に転入する道は開かれていません。日本で高校進学を希望している場合は、自力で高校入試に合格しなければなりません。学ぶ場のない子どもたちが高校進学をするためには、多くの壁が立ちはだかっています。
NPO伊賀の伝丸は、「学びの場」と「居場所」を作り、彼らの高校進学をサポートしています。
学びの場 オンライン日本語講座
2019年夏2人は 1日5コマの授業を60日間受講しました
短期間に効率よく(そして楽しく♪)日本語を学ぶため、NPO法人青少年自立援助センター(東京)が運営するYSCグローバルスクール「NICO PROJECT(ニコプロジェクト)」の日本語オンライン授業を受講するためのサポートをしています。伝丸事務所のパソコンや周辺機器を使って受講し、つたまるスタッフやサポーターが宿題などをサポートします。また、通訳を入れた保護者との面談も行ない、不安なく高校進学を目指せるようにしています。
学びの場 夏休み・冬休み 勉強会
夏休みや冬休み期間中、子どもたちが宿題など学習したい教材を持って集まり、ボランティア先生と一緒に勉強する教室を開いています。勉強のあとには簡単な調理も行ない、「食」の自立も推進しています。集まってくるのは、外国にルーツを持つ中学生や高校受験を控えた既卒の子や高校生。ボランティアには休みに帰省した大学生も参加しています。家庭や学校以外の地域の大人との交流の場・居場所として定期的に開催しています。
※現在はコロナ感染症の影響で開催を見合わせています。
子どもたちを応援・支援する
子ども若者サポートは、NPO伊賀の伝丸の事業収益と皆様からのご寄付で運営されています。外国にルーツを持つ子ども若者が、夢に向かって力強く進めるように、みなさまのご支援ご協力をよろしくお願いします。
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ご寄付でできること
2020年度実施事業 「外国ルーツの人たちの生活と子供たちの学習環境を整え支援する事業」
2020年9月赤い羽根共同募金(三菱財団×中央共同募金会)に助成を頂き、2つの事業を展開しました。
【事業内容①】 10代後半の子どもたちの学習機会を確保する
・学齢超過等の子どもの高校受験をサポート
・日本語オンライン授業の受講をサポート
・学習サポーターによる個別指導
事業途中で感染が拡大し、オンライン学習の支援体制を強化しました。
【事業内容②】
通訳を配置した相談の実施。情報提供や緊急食糧支援(米、マヨネーズ、缶詰、野菜ジュースなどの配布、お届け)をしています。
※寄付金の他、食料(米、缶詰等)の寄付も受付中です。