2021年度 中央共同募金会「居場所を失った人への緊急活動応援助成」活動報告!
2022年3月31日事業完了いたしました。
最終報告:赤い羽根共同募金「居場所を失った人への緊急活動応援助成(第3回)」に掲載されています。ぜひご覧ください。
外国ルーツの人々へのとぎれない生活支援事業 始動
2021年7月、中央共同募金会の「赤い羽根 新型コロナ感染下の福祉活動応援全国キャンペーン」の『居場所を失った人への緊急活動応援助成』をいただくことになりました。
困っている人を支援する団体や組織はありますが、言葉や文化の違いにより適切な支援が進まないことがあります。
また、相談先や支援してくれる団体がわからず困っている外国ルーツの人々がいます。
この事業では、おもに次の2つの活動を行ないます。
- 各支援団体がよりスムーズで適切な相談や支援ができるようにする
【実施例】
・外国人住民向け防災イベントへのアドバイス
・言葉の行き違いなどをふせぐ通訳の派遣
・支援団体とのケース会議 - 外国ルーツの人を自立や公的支援につなぐためのサポートをする
【実施例】
・住むところがない人への一時的居場所支援
・一人暮らしの高齢者への入院支援
・自立が困難な家庭への医療機関受診支援
・主に母子家庭への食糧支援
私たちが赤い羽根からいただいた助成金は、多くの個人や企業等からの寄付金です。この助成金を大切に活用させていただき、活動を展開していきます。応援よろしくお願いします。
また、赤い羽根さんは募金への寄付を受付されていますので、ぜひご協力ください。くわしくは >> こちらをクリック
●2021-08-27 外国ルーツの人々への食糧支援
コロナ禍で減収している人、失業している人、感染後に体調がもどらず食費を切り詰めている人、母子家庭や多子家庭など食べられない不安をもつ人への食糧支援をはじめました。
誰一人取り残さないために!
食糧支援が必要な人により支援が届くよう、食料と共にメッセージも届けました。メッセージは日本語と各言語を1枚の紙に印刷しました。
また、食糧支援の登録はWebで簡単にできるように工夫し、7言語(ポルトガル語、ベトナム語、スペイン語、中国語、タイ語、英語、やさしい日本語)でアクセスできるようにしました。
やさしい日本語はこちらをクリック
●2021-09-02 感染者激増! 自宅待機で飲み物も買えない人々へ即日食料支援を開始
水、スポーツドリンク、ゼリーやバナナなどを届けしました。
お届け時は、物資をご自宅のドアの前に置いてから、電話をかけ、食品を部屋に入れるのを確認しました。約5家庭に届けました。
定期的な聞き取りやインターネットでの相談を実施
活動を開始した4月から、11月の間に実施した活動は、
- 相談や聞き取り:79件
- 食糧支援:約75回
- 医療機関受診支援:約14回
定期的に一歩踏み込んだ支援をすることで、生活を立て直しつつある人が増えました。
事業後半の課題は、支援団体と外国ルーツの人々をつなぐ中間支援の活動を加速させ、当事者のエンパワメントも大切にしていくことです。がんばります!
●2022-01-29 社会福祉協議会さん実施のフードパントリーで外国人家庭との通訳サポート
コロナ禍の影響で困っている外国人住民の方などを対象に、無料で食料を渡すフードパントリーを社会福祉協議会さんが実施しました。よりスムーズで適切な支援をしていただくため、通訳を派遣しました。
駐車場への誘導、氏名や家族の確認、経済状況などの聞き取りを社協職員さんと共に行いました。
社協職員さんからは、「通訳さんがいるおかげで、細かい点まで確認できて、支援する側も安心できました!」とコメントをいただきました。