事業報告
各年度の事業報告書、財産目録、貸借対照表、活動計算書等は下記のとおりです。PDFをクリックしてご覧ください。
主な事業の報告
市民対象のワークショップを外国人住民と共に

2年目となる伊賀市災害ボランティアセンターの「外国人防災リーダー教室」に事業協力しました。今期はやさしい日本語「避難所受付編」のワークショップを実施。外国人住民にも参加してもらい、リアルな訓練となりました。
外部団体と共に事業を実施する機会が増えました

伊賀市災害ボランティアセンターさんが実施する「外国人防災リーダー教室」に事業協力することで、双方の専門性が活かされ、多くのことを学ぶことができました。また、伊賀市から受託した「外国人向け防災セミナー」にも防災リーダーさんに参加してもらうことで、活躍する場も提供でき、とても効果的な事業を実施することができました。
赤い羽根 中央共同募金会さんから助成いただき実施
「とぎれない生活支援 多文化セーフティネット事業」

「外国にルーツのある人々へのとぎれない生活支援 =多文化セーフティネット事業=」を2021年4月から2022年3月まで実施しました。
- 外国人含め生活支援をする団体や学校・子ども食堂などへの支援
社会福祉協議会さんが取り組む食糧支援の際に、宗教や文化背景の違いをフォローしたり、子ども食堂さんにチラシの翻訳支援をする事で、外国人家庭にも情報を届けることが出来ました。
- 外国ルーツのある人々への直接支援
1年間で相談と食糧支援 計553件の直接支援を行いました。中には病気になり生活費もない中、家族の支援も得られず、本当に居場所のない方もいました。たちまち生活保護にもならず、臨時の宿泊施設を用意し、医療機関に繋ぐこともありました。
三菱財団×中央共同募金会助成『外国にルーツのある人々への支援』

赤い羽根共同募金(三菱財団×中央共同募金会)『外国にルーツがある人々への支援活動応援助成』を頂き、2020年4月~翌3月事業を実施しました。昨年度から実施している「子ども若者サポート」の一環でもあります。主に2つの取組を実施しました。
- 10代後半の子どもたちの学習機会の確保
高校受験を支援した2名は、みごと志望校に合格できました。
- コロナ禍で困窮した人々へ相談対応と食糧支援
1年間で相談113件、食糧支援延べ128回に及びました。
支援した方からは「母子家庭で子どもが二人います。会社でクラスターが発生し休業となりました。給与の60%では食費が足りません。食糧支援はとても助かりました」等コメントを頂きました。
2019年度東海ろうきんNPO育成助成事業

外国にルーツをもつ若者の自立支援を行う新プロジェクト「子ども若者サポート」を立ち上げました。「東海ろうきんNPO育成助成」の給付を受け、日本語教育支援と居場所づくりを模索することから始めました。日本語オンライン授業の受講サポート、小中高生が冬休みの宿題を持って集まった勉強会、子どもたちをサポートするボランティア先生のための漢字の教え方学習会などを実施しました。2020年度も引き続き、外部の有識者や他団体とも連携しながら、このプロジェクトをより効果的なものにしていきます。
創立20周年 感謝のつどい

2019年4月、伊賀の伝丸は創立20周年を迎えることができました。皆さまからの温かいご支援に感謝し、これからも歩み続ける決意を共有する集いを行いました。記念講演では、講師から「多様な子どもたちも将来日本・伊賀市の社会を担っていく一員」「伊賀市は地元、帰るところ」というメッセージが多くの参加者の共感を呼びました。ワークショップでは、参加者みんなで「未来」を考え発表し、多様性が活きる社会を具体的に想い描き、これからの一歩を伊賀の伝丸と共に進む意志を共有しました。
2017年度外国人まちぶら事業

多文化を生かしたまちづくりのひとつとして、伊賀市中心市街地活性化協議会と協働で「外国人まちぶらプロジェクト」に取り組みました。
プロジェクトは、「世界で口コミされるお店になろう」をテーマにしたインバウンド研修会でスタートしました。次に、5つのモデル店舗さんに伴走し、外国人のお客様にわかりやすいお店づくり、口コミサイトを活用した情報発信などを行いました。いろいろな主体との協働によるまちづくり、これからも試行錯誤しながら取り組んでいきたいと思います。
2016年度東海ろうきんNPO育成助成事業

「東海ろうきんNPO育成助成」のプログラムに採択され、つたまるの組織基盤改革に取り組みました。「あるべき社会の姿」「つたまるが果たす役割」を役員やスタッフと考えました。
会員さんを対象とした「パワーミーティング~地域の未来を夢見て~」では、2020年の理想の「多文化が楽しいまち」を共に夢見ました。
その後、組織基盤を強化する計画と事業の推進計画を盛り込んだ「中期計画」を策定しました。持続可能な組織基盤をつくり、腰を据えて地域課題に取り組んでいきます! 5年後には「言葉や文化の違いを超えたまちづくり」が様々な団体や組織で取り組まれている地域を目指します!
2015年度外国人住民消費者被害防止事業

三重県の委託を受けて、四日市市と伊賀市で外国人住民対象の「消費者トラブル防止セミナー」を開催いたしました。
強引なマルチ商法などの被害にあわないように、DVDやアニメーション風スライドでわかりやすく説明したあと、「だまされやすさ心理チェック」などにも参加して頂きました。イヤホン通訳機を使った逐次通訳(ほぼ同時通訳)もあり、参加の外国の方にはしっかり内容が伝わったと思います。情報を伝える大切さを改めて実感しました。
2014年度日本語指導ボランティア育成事業

三重県の委託を受けて、津市と桑名市で日本語指導ボランティア養成講座を開催いたしました。三重県には多くの定住外国人が暮らしています。日本語を学びたいというニーズに対応できる人材の育成を目指しています。
「日本語指導ボランティア入門講座」を8月3日に津市で、11月30日に桑名市で開催しました。参加者数は37名と46名で、5時間という長時間でしたが、笑いがいっぱいの楽しい講座でした。後日、日本語教室の見学会も実施し、その後ボランティア活動を開始した方もいました。多文化の住民が助け合い協力し合える関係づくりができるよう、これからも日本語教室と連携していきたいです。
2013年度多文化共生型図書館で夢をはぐくむ事業

伊賀市の上野図書館と協働で取り組んだ事業です。外国人にも利用しやすい図書館を目指し、在住外国人へのアンケート、館内の多言語表示、図書館スタッフへのやさしい日本語講座、図書館ツアーや多言語読み聞かせ会を開催し、外国人住民の方々に、図書館をもっと身近に感じてもらうことができました。子どもたちの健やかな成長のために、これからも協力していきたいです。