特定非営利活動法人 伊賀の伝丸 設立趣旨書
1.  趣旨

19994月1日に「通訳という手段を生かし、言葉の壁を乗り越えて、共に住み良いまちづくりをすること」を目的として任意団体「伊賀の伝丸」を設立してから、早6年が経とうとしています。1990年の出入国管理法の改正にともなう南米などの日系人の急増、経済状況の変化から研修制度を活用した技術研修生の増加など、1999年と2004年とを比べても、旧上野市の在住外国人人口は約2400人から約3500人に、人口比率は3.8%から5.4%へと増加し、国籍別では30カ国以上の人々が暮らしています。また、定住化も著しく、土地家屋を購入し永住を希望する者、日本人との国際結婚も多く見うけられる現状です。

しかし、多国籍・多文化・多言語の人々との暮らしは、さまざまな問題を提起することとなりました。母語での情報不足による問題、人種差別、文化の違いによるトラブルが日常的に起こり、また既存の考え方や仕組みでは対応できずに悩む人々も出てきています。また、地域社会では、住民自治や活性化が叫ばれ、市民によるまちづくりを推進しようと躍起になっていますが、多文化に対応したまちづくりは簡単にはいきません。

そんな中で、多言語でのサポートや多言語・多文化の情報収集・情報発信はますます重要で、地域の多文化理解、多文化共生を推進することが、多文化市民の幸せ、地域の自治活動やまちの活性化に寄与すると私たちは考え、様々な活動に取り組んできました。活動すればするほど、必要性、存在意義の大きさを感じ、継続的に、安定してサポート体制をとりたいと強く願うようになりました。

そして今、より効果的で安定した活動を展開し、多様な人々が幸せに暮らせる
まちづくりを目指すために、NPO法に基づく法人格を取得することにいたしました。


言語・文化・習慣などの違いを超えて、人々が同じ市民として共に生きる地域社会を実現しましょう。

2.  申請に到るまでの経過

199941

任意団体「伊賀の伝丸」設立
2003517  上野市東町に事務所開設
2004521  「伊賀の伝丸」役員会において、法人化検討開始
2004125 午前10時より発起人会を開き、設立の趣旨、定款、2004年度及び2005年度の事業計画及び収支予算、設立当初の役員などについての案を審議しました。

20041211

午後1時より、NPO法人設立総会を開き、発起人より設立の趣旨、定款、2004年度及び2005年度の事業計画及び収支予算、設立当初の役員などを提案し、審議の上決定しました
20041211
 【2006年度 役員】
  理事   和田 京子
  理事   菊山 順子
  理事   野村 由美子
  監事   岡森 正人
  監事   中村 伊英